メニエール?良性発作性頭位めまい症?

久方ぶりです。
2学期がほぼ終わり、ようやくブログを書く余裕ができました。


さて、タイトルの話ですが、
10月末ごろから4週間ほど、仕事を休んでおりました。
原因は「めまい」。
ある日曜日の朝、起きるとまともに立っていられないほどの
酷いめまいに襲われました。
例えるなら「ジェットコースターに常に乗っているような」
めまいで、視界が激しく右に回転していました。
寝転んで頭を左向きに固定すればめまいはおさまるものの、
一度寝転んだら布団からは全く起き上がれない状態。
運の悪いことに前日に甥っ子が熱けいれんで入院しており
家族は出払っていて誰もいない。
仕方なく、自分でまず救急安心センターで確認してから
救急車を呼びました。


救急では近所の脳外科に運ばれ、
CTを取ってとりあえず脳に異常は無し。
その日は点滴2本打つもめまいは収まらず、入院。
翌朝ようやく少しめまいはマシになったものの、
一向に良くならず寝転びながらiPhoneで調べたところ、
めまいは耳鼻科に行った方が良いと知り、地元の耳鼻科へ。
そこで注視眼振検査と聴力検査をして、
メニエール病と診断されました。


で、処方された薬をずっと飲んでめまいもだいぶ
マシにはなってきたのですが、相変わらず
完全には治らず、耳鳴りと難聴に関しては
最初の頃よりさらに悪化。
そこで、今度は看護師の友人に紹介しれもらって
別の大きな病院に診察に行きました。
そこでは検査方法が最初に行った病院とは違い、
非注視眼振検査を行ったり、聴力検査も
骨伝導による聴力検査もあり、
より詳細に検査されました。
で、診断された結果は「良性発作性頭位めまい症も併発している」。


大雑把に説明すると、
メニエール病は耳の中にリンパ水腫ができるのが原因であり、
一方良性発作性頭位めまい症は耳石がずれるのが原因。
同じ回転性のめまいでも原因およびめまいが起こる状況が
明らかに違うのでしっかり検査すればすぐわかるのですが、
最初の耳鼻科ではそれがなされず
良性の方が見落とされていたのでした。


ちなみに良性の方の治療方法は「自分でわざとめまいを起こす」。
自分の場合、寝転んで頭を右に傾けると
回転性のめまいがぐるんぐるんと起こるのですが、
それを朝夕自分でわざとめまいを起こす、という荒療治。
これは本当辛かった…
ただ、これを繰り返す内にめまいは本当に目に見えるように
起こる頻度と回転の度合いが減っていき、
無事全く起こらないようになりました。


で、先日その旨を先生に報告したら、出た結論は


「結局最初からメニエールではなく良性のめまいだったのではないか」


という衝撃の事実。
難聴と耳鳴りはまた別の原因(疲れや寝不足)
だったのではないか、と。
確かに最初からめまいの起こる角度はずっと
「寝転んで右」だったもんなぁ…


今は体調も良く(ただ、不眠だけがまだ続いています)、
難聴は治りました。耳鳴りはまだ残ってりますが
かなり小さくなっています。


というわけで、今回学んだ教訓。
「めまいは脳の異常をまず調べ、異常無かったらすぐ耳鼻科」
(メニエールは早期治療が肝心)
「ただし、しっかり検査をする耳鼻科へ」


みなさんもめまいにはくれぐれもご注意を。