4年3ヶ月を振り返る その3

ひたすら続いています。今回はいよいよ初の図書の時間。

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いよいよ水曜日、初めての図書の時間を迎えた。
相手は1年生。彼らにとっても初めての図書の時間だ。
まず1冊目は、


かずあそびウラパン・オコサ (絵本・こどものひろば)

かずあそびウラパン・オコサ (絵本・こどものひろば)


参加型絵本。
市立図書館の読み聞かせを聞きに行った時に読まれた絵本。
出てくる動物を2匹なら「ウラパン」1匹なら「オコサ」で
数えていく、という内容。
これは全員一緒に読むので、まだ気が楽だ。
みんな大きな声を出して読んでくれた。
これでこっちもだいぶ緊張がほぐれる。


2冊目は、


もっとおおきな たいほうを (こどものとも絵本)

もっとおおきな たいほうを (こどものとも絵本)


これも、市立図書館の方に教わった本。
実質的には、これが初めて「読み聞かせ」をした絵本。
最初から最後まで、自分だけで、人に向かって、初めて読んだ絵本。



そうして、この1冊で読み聞かせに対するイメージがガラリと変わった。



この1年生たちが、本当に楽しそうに聞いてくれた。
面白いところではすごく楽しそうに笑いながら聞いてくれて、
「あぁ、読み聞かせってこんなに楽しいものなのか!」
ということを生まれて初めて知った。
そうして、子どもたちの笑い声で緊張も薄れ、
最後まで自分も楽しみながら読みきることができた。


生まれて初めての読み聞かせを終え、
まだまだこの仕事に不安もあるけれど、
後悔はもう消えていた。
来週は何を読んで、子どもたちを楽しませようかなぁ、
という気持ちに変わった。
そうして、怒涛の1年が始まった。



ちなみに、読み聞かせは成功したものの、
オリエンテーションをすっかり忘れていて
担任の先生に助けてもらったのはココだけの秘密だ。



(次回は1年目を総括的に振り返ります)